日本工業大学学長 竹内 貞雄

卒業生の皆様へ

卒業生の皆様には、日頃より本学をご支援いただき厚く御礼申し上げます。近年、
「2040年までに私立大学250校を削減するとの財務省提言」や
「2040年には理工系人材が120万人不足する」といった報道が注目されています。
その背景には、少子化による大学再編の進展と、理工・デジタル人材育成への
重点投資という二つの大きな潮流があります。

2040年は、日本がAI、半導体、量子技術などの17の戦略分野に官民合わせて
370兆円規模の投資を進める目標年である一方、18歳人口の減少により
大学進学者数が現在より大幅に減少すると予測されています。
産業構造と高等教育の姿が大きく変わる転換点が、まさに2040年なのです。

こうした環境の中、本学は今年度1,059名の新入生を迎え、定員充足率115%を達成しました。
さらに女子学生数は158名と過去最高を記録し、学生構成にも新たな変化が見られています。
文部科学省が提唱する「偏差値ではなく、やりたいことができる大学へ」という
方向性に先んじて教育改革を進めてきたことが、着実な成果につながっています。
その結果、本学は日経キャリアの企業調査において、2024年から2026年の3年間にわたり
「優れた研究に取り組む大学」「採用を増やしたい大学」「人材育成力」などの各分野で
全国上位に評価され、企業からの期待も高まっています。
これらは、社会の第一線で活躍する卒業生の皆様が築いてくださった本学への信頼の賜物であり、
心より感謝申し上げます。

皆様にお伝えしたいことは一つです。
「母校は元気です。」 
本年も大学祭にあわせて第23回ホームカミングデーを開催いたします。
ぜひ懐かしいキャンパスを訪れ、後輩たちの学びと成長を見守っていただければ幸いです。
教職員一同、皆様との再会を心より楽しみにしております。